昭和27年の創業以来、お客様、仕入先様、従業員やそのご家族の方々、地域の方々、ここでは全ての方々を挙げることはできませんが、本当にいろいろな方々に支えられて発展して参りました。まずは、日頃のご愛顧とご高配に厚く御礼申し上げます。

さて、西枇工業の西枇は創業の地である愛知県清須市西枇杷島町を由来としています。２００３年ごろ諸々の事情で本社を現在の愛知県江南市に移転致しましたが、社名はそのまま残しました。 『枇杷』が持つ特徴と我々が大切にしたい『もの造り』に取り組む姿勢が非常に近いものがあったためです。

『枇杷』の実と葉は古来、万病に効く薬として重宝されてきました。また、その幹は非常に硬い上に柔軟性があるため杖に利用されたり、乾燥させるとさらに固くなり激しく打ち合わせても折れないことから剣術用の木刀などにも重宝されているそうです。

枇杷の持つこれらの『汎用性』『柔軟性』『堅牢性』は、枇杷のそれぞれの部位をそのまま使っているというわけではなく、一工夫を加えることによりその付加価値を増しています。 我々が生み出す製品やサービスもまさにこのことが重要であり、西枇工業が西枇工業であるために必要不可欠のことと考えております。

我々が培ってきた技術と経験に基づいた知恵を最大限に発揮し、『もう一工夫』『もうひと手間』を加えることにより、もとになったものよりもいかに使い手にとっての価値を増して世の中にお届けできるかを使命としています。 もの造りを通して『お客様の笑顔とはずんだ声』をより多く集めたい。それがわれわれの願いです。 我々のお届けする製品やサービスによってより多くのお客様のお役に立ち、名実ともに枇杷のような企業だと思って頂けるよう、これからも社員全員一丸となって『枇杷』の精神で真心を込めたもの造りと技術の研鑽に努めて参ります。

最後に、まだお会いできていない方々にもいつか我々の製品やサービスをお届けできる機会を頂けることを夢見て。